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「秋晴れの下、北京マラソン開催」
林祐介さん(左)と佐々木文也さん(右)。完走記念メダルを持って。
日本人留学生らも参加
佐々木文也さん(24)長野県出身、林裕介さん(26)東京都出身
10月16日、毎年恒例の「2011北京現代・北京マラソン」が開催された。今年は60余りの国と地域から3万名ものランナーが北京の天安門に集い、爽やかな秋晴の下一斉にスタートを切った。オリンピック公園までの49.195キロ。当日、北京師範大学の留学生佐々木文也さんと、東京でシューズショップのスタッフとして働く林裕介さんが共に参加し、見事2人とも完走した。
佐々木さんは2006年に同大学に進学し、中国語を勉強する傍ら、留学中の貴重な経験になるだろうと毎年このマラソン大会に参加している。昨年夏、学費を稼ぐために日本に一時帰国。林さんが勤めるシューズショップでアルバイトをしていた。走ることに対して情熱をもっていた2人はすぐに意気投合し、一緒に走ろうと約束することになり、それが今年北京で実現した。
佐々木さんはスタートしてから中盤まで、本人も驚くほど軽快に走ることができたのだが、30km地点付近で右脚の付根を痛め、ペースを急に落とした。しかし、人一倍頑張り屋の彼、ここで底力を見せた。タイムを気にしつつ、痛みに堪えながら最後まで走り抜き、4時間4分でゴール。「あと4分速ければ4時間を切れたのに」と悔しがりながらも、「沿道にいる中国人の観客から常に送られてくる『加油(チャーヨウ)(頑張れ)!』という声援が嬉しくて、なんとか最後まで走り切ることができて本当によかった」と振り返る。
一方、林さんは佐々木さんより40分も速い3時間20分でゴールした。実は林さん、国内で8回もフルマラソンに出場した経験があり、今回は初の海外マラソンとなった。林さんのフルマラソン自己ベストタイムは2時間38分。女子マラソンの元世界記録保持者の高橋尚子選手が2時間19分46秒であるのと比べてもその速さが分かる。小柄で温和な人柄とは裏腹に凄いパワーを秘めている。林さんは「今回はスタート時の並び方が日本と全然違い、戸惑ったということもあってタイムを縮めることはできなかったものの、北京のコースはほぼフラットでとても走り易かったし、何より海外のランナーと一緒に走れたことがとてもいい思い出になった」と振り返る。佐々木さんの完走を信じてゴールで待ち続けた林さん、2人は完走の喜びを分かち合った。
ちなみに林さんは、すでに2012年2月に別府大分マラソンにも参加することを予定している。一方の佐々木さんはというと、もう一生走りたくないそうです(笑)。なにしろ4時間も走り続けたわけですからね。何はともあれ完走おめでとうございます!(文・写真/岩崎元地(北京語言大学))
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